御愛用者カード&雑談【過去ログ11】

空士長がクマを獲っちゃいました。
2011.11.21.

狩猟が解禁となって初めての日曜日(20日)のことです。KTW射場で新製品のリー・エンフィールドの試射をしていたところ、空士長から電話がありました。「今、T県の山奥にいるんですが、クマが獲れちゃいまして、解体の仕方を教えてください」。ギョギョ!と、思わず絶句。
100キロ程あったそうで、それなら本州のツキノワグマではかなりの大物です。まとにかく、おめでとう。その後どうなったかは、今度来たときにじっくり聞いてみます。

アリサカ・クラブの射撃会がありました
2011.10.29.

岩手県矢巾射撃場で大勢でやるはずだったアリサカ・クラブの射撃会でしたが、みなさん都合が悪かったようで2人しか集まりませんでした。会員のほとんどが東京や千葉ですからここは遠いですよね。余談ですが、アリサカクラブの会員で狩猟をする人の多くは「花巻猟友会」の会員です。花巻猟友会は2つあって、「大日本猟友会に属した会」と「そうでない会」に分かれています。アリサカクラブはそうでないほうの会の会員です。ちなみにKTWはそうでないほうの会の事務局になっています。

東京の板谷氏は九七式狙撃銃。スコープは300mでゼロインされているようで、100mでは着弾が右上へ行きますが、近代銃なみによく当たっていました。

KTWマキ割り部長の佐藤君は九九式短小銃(410番)。新潟国体スキート団体3位の腕前です。この九九式でスキートを撃って遊んでいました。


とっても珍しいお客さんが来ました
2011.9.8.

私的でありまたローカルな話題で申し訳ありませんが、「地獄屋エンマ」君(写真左)が突然やってきました。1972年に会って以来ですから39年ぶりです。かつての日本ヒッチハイカー連盟の会員です。ヘンな名前は青山学院大学落語研究会で芸名と言うか寄席に出るときの名前で、当時、相棒の「テヤンデぇベラボー」君と2人で東京→網走の第2回全日本ヒッチハイク競技大会に参加していました。岩手県出身で盛岡に住んでいると聞いてビックリ!!、彼もHPを見て和智香が花巻にいるのを知ってビックリしたそうです。本名は荒川鉄平君と言い、聞けば盛岡青年会議所理事長も勤め、いろいろな事業を手がけている実業家になっていました。さっそくできたてのホヤホヤのフリントロック・カービン量産第1号を持って記念写真!、世の中狭いものですね。

マキ割がようやく終了しました。
2011.9.7.

今年のマキ割りは、やろうと思った時期に猛暑と大雨が続き、おまけに届いたナラの木がいつもより一回りも二周りも太かったために割りづらく大変な苦労をしましたが本日ようやく終了しました。これでようやく全社員(といっても3人ですが)新製品へ向けての100パーセント量産態勢に入れます。手伝いに来てくれた方がたに感謝!!。

休暇の空士長はマキ割りをして帰りました。自衛隊の皆さんには今回の震災で頭が上がりません。

ゲームメンバーの藤原君は初めてのマキ割り体験です。今後、毎回来てもらいましょう。

同じくゲームメンバーの滝川君。料理人が包丁の代わりにナタをもって頑張ってくれました。

KTWマキ割り部長の佐藤君。今、山口国体でスキートを撃っているころです。皆さんアリガトウ。


熱いファンのお便りから考えること
2011.8.30.

ここのところ三八式歩兵銃と九六・九九式軽機関銃ご購入のお客様からのお便りが多くなっています。文面にあるように、弊社作品に対してのうれしいお言葉と震災復興への励ましに感謝感激であります。さて、この方たちのリクエストです。メールでのリクエストも含め、特に目立つのが九九式短小銃です。九九式は製造をやめてしばらくたちますが、製造途中のハンパ在庫はかなりあります。あといくつかのパーツがあれば製品化できる状態の物が大半です。足らないパーツを新規製造し、「これっきりセール」でもやろうかと考えています。ただし来年の話ですが・・・・・・


盆休みで空士長が来ました。
2011.8.12.

久しぶりにクレー射撃場に行きました。左から工場長、社長、空士長。みんな長がつきます。空士長は20年以上前のニックネームで、KTWが東京にいた当時主催していたサバイバルゲーム・チームのリーダーのひとりです。今は空一曹で、埼玉にいます。ついこの前、宮城県の松島基地で被災地復旧活動をしていましたが、外出禁止なので花巻には来られず、今ようやく盆休みを利用して車で来たところです。銃は3人ともレピーター(ポンプアクション)ですね。30年前のゲームを体験した人なら、この銃選びに納得することでしょう。マキ割りは暑いのでしばらく延期している今日この頃です。


恒例のマキ割りが始まります。
20011.7.30.

今年はちょっと遅れてマキが届き、これからマキ割りとなります。熱さもだいぶおさまり、仕事も外注さんの上がり待ちの状態なので、マキ割りに精出すにはちょうど都合の良い時期です。さて、今回もたくさんの人が手伝いに来てくれることでしょう。みなさん、お待ちしています。


岩手県内からの御愛用者カードです。
2011.7.5.

ウィンチェスターM70御購入の岩手県の方のお便りを紹介させていただきます。沿岸の被災地から、というだけで感激したのと同時に、こちらも頑張らなければと思う気持ちでいっぱいになりました。次のアキュコンにはぜひ参加してもらいたいです。主催者の若花ださんも歓迎してくれるでしょう。


アクセス数100万突破記念とエンフィールド情報。
2011.6.25.

三重県のKさんからのメールです。
「いつも心躍る作品をありがとうございます。震災後も皆様ご闊達のご様子にて、大変嬉しく存じます。

さて、小生さきほどアクセスカウンターでめでたく1,000,000をゲット致しました。ありがとうございます。

今はエンフィールドライフルがとても楽しみです。少しでも情報(制作日記など…)を頂きたい気持ちでいっぱいです。よろしくお願いいたします。 不安定な気候が続きますが、皆様どうぞご自愛ください。」

Kさんの心温まるご声援、ありがとうございます。エンフィールドは製作日記を九六式の時のようにやってもよかったのですが、なにしろあの震災です。その後は造るだけで精一杯でした。少しでもお応え出来るよう、エンフィールドの本日においての完成状態をお知らせいたします。

レシーバー(プラ製)に付いたリアサイト(金属製)は新規に製作しましたが、実銃とまったく同じ構造と機能です。

アウターバレルは真鍮製です。前作はアルミ製で、これにより総重量はかなり重くなりました。Fサイトも新規製作です。

マガジンは三八式の巻き上げ式ですが残弾の残らない新設計です。機構と材質で、前作とはまったく別物のエンフィールドになります。


近況報告です。
2011.6.21.

射撃場のペンキを塗り替えました。ついでに、屋根にKTWのバナーを描きました。タテ1.5m、ヨコ3.3mのサイズなので、空から見えるはずです。すぐ隣の花巻空港から被災地を往復している自衛隊ヘリからも見えるでしょう(自衛隊の皆さん毎日ご苦労様です)。さて、KTWの今の製造進行状況は、①リー・エンフィールド・ライフル→ほぼ完成し残るはストックだけ、②フリントロック・カービン→金型がほぼ完成しテストショト待ち、③タネガシマ→図面が完成し試作製作中、といったところです。ご期待下さい。


遠くからわざわざ修理に来た日本軍ファンがいました。
2011.5.14

三八式、九九式、九六式の3挺を車に積んでやってきたのは、横浜の上野さんです。修理とメンテナンスですが、貴重品なので宅配便で送るのは面倒とばかり、13日の金曜の夜に立って14日の朝イチに花巻に到着しました。作業は午前中いっぱいかかりましたが、まあとにかく遠くからご苦労様です。思えば、所沢の吉田肇さん、東京の籔内左斗司さんも何年か前、こんなふうにKTWにやってきました。みなさん共通してKTWファンで、ありがたいことです。

アキュコンが新聞に載りました
2011.5.9.

5月7日の岩手日日新聞に今回のアキュコンの模様が紹介されました。25人参加とありますが実際には24人です(1名宴会準備のため棄権:タカポン)。それにしても、エアガンに対して好意的に書いてくれているのがうれしいかぎりです。全国精密射撃大会というのはちょっと大げさかなと思いますが、まあ、そういうことにしてもらいましょう。


第6回アキュラシー・コンペティション開催
2011.5.5

2011年5月1日、恒例のアキュコン(若花ださんの南奥州射撃会主催)がKTWで開催されました。震災後の間もない時期ですが、今回はなぜか過去最大の参加者(24名)でにぎわいました。もろ被災地の東松島から参加したM100さん、参加はしませんでしたが気仙沼で家を流されたにもかかわらず前日に親子で見に来られた方もいました。大会は「ここ」をクリックしてご覧下さい。こういう時期に全国から集まっていただいた皆様に感謝いたします。


KTW開花情報
2011.4.29.

今年の春はとっても寒く、開花が例年より1週間ほど遅れました。天気が悪く、畑の準備も遅れています。震災のせいですかね。でも、明日から恒例のアキュコンです。各地から20人くらい集まります。みんなで明るくパッとやりましょう。

①うめ

②あんず

③さくら

④もも


愛知のMさんからのありがたい御愛用者カードです
2011.4.11

震災からちょうど1ヶ月の4月11日、あの大地震の14時45分、全国的に黙祷をささげていたころでしょうか、ポストに届いた1通の御愛用者カードにKTWスタッフ一同は感激しました。愛知のMさん、ほんとうにありがとうございました。ご質問のアマニ油・ワトコ油どちらがベストかの答えはどちらとも言えませんが、ワトコは石油製品が混じった速乾性の現代のオイル仕上げ剤であるのに対し、アマニ油は純植物性の古来のオイル仕上げ剤で完成までにかなりの時間がかかるということで判断してください。とにかく、東日本震災復興祈願!と書かれたお気持ちに感謝いたします。

またまた地震です
2011.4.8

4月7日の夜中のまたまた大きな地震でした。この前落ちた時計は復帰していたのですが、また落ちてガラスが割れオシャカとなりました。

前回こけたフライス盤は今回は大丈夫でした。ゆれの大きさは前回に比べればたいしたことはなかったのですが、またの停電にはまいりました。

ガンラックも商品も全然問題なし。停電は翌8日の午後4時に復帰して一安心。前回といい今回といい、電気のありがたさには感謝しています。


KTWは完璧に正常業務復帰です
2011.4.1

幸運なことに弊社が震災の被害を受けなかったことは前にお伝えしました。そして昨日から、ここ花巻地区はガソリンの供給が通常に戻りました。流通は、弊社は佐川さんを利用していますが、クロネコヤマトや郵便局もかなり前からがんばって稼動していて、すべて今はいつも通りの配達となりました。正常に戻った証はエーちゃん(写真)が来たことでしょう。岩手の一関からですが、マルイ・デトニクスにハートフォード製ベルトクリップを取り付ける加工とフリントロックのオーバーホールをしに来ました。いつも通りの風景がもどってホントに安心しました。ちなみに、左にあるのはドンサン社からEMSで来た救援物資(韓国海苔、他にも大量に)で、エーちやんにも少しおすそ分けしました。

KTW業務再開のお知らせ
2011.3.22.


震災後、ようやくメンバーがそろいました。ガソリンの供給がまだ混乱していますが、チャリンコやバイクを使って、なんとか本日より通常の業務が出来るようになりました。意外と早かったのにはこっちが驚いているくらいです。KTWは佐川急便を利用していますが、これも正常に戻りつつあり、来週月曜(29日)あたりから通常の発送が出来る見通しです。御心配いただいた皆様、本当にありがとうございました。KTWはこれからなおいっそうの努力で良い製品作りに励みます。新製品も予定通りの機種(本年内に4機種:Lee-Enfield、Flintlock-Musket、M70-SPR、Matchlock-Tanegashima)の発売に挑戦します。KTWの目指すものは「お客様の夢の実現」です。これからもご声援よろしくお願いいたします。


多大なる被害に遭われた方々に、ASGKでは募金活動を行っております。ご協力ください。
(右画像「ASGK」をクリック)


東北地震報告
2011.3.15.

平成23年3月11日はエンフィールドの製造中でした。木村工場長はフライス盤、タカポンは旋盤作業中でした(写真は3月7日撮影)。そして午後、今回の大地震です。

今までに経験したことのない大きさで、あわてて外に飛び出すと地面も建物も大きく左右にゆれ、これが2分間以上続きました。壁から落ちた時計は2時45分で止まっています。

散乱する事務所。マグニチュード7を超える大地震はここ数年で3回ありましたが、棚からこんなにたくさんの物が落ちたのは初めてのことでした。


ゆれの大きさをものがたる傾いたフライス盤(重さ約2トン)。下駄にした垂木4本のうち後ろ2本が外れています。しかし建物の被害は幸いにもガラス1枚が割れただけですみました。

耐震対策は考えていました。たとえばこのガンラック。コケたのはM70ブラックシャドウのストックだけです。三八式の負革がうまくキャッチしていて、おもわず笑ってしまいました。

商品は工場内の各所で機種ごとに積んでありますが、積み方はこのように互い違い井げたにしているので(上部だけですが)荷崩れはなく、おかげで商品の損害はありませんでした。


人も含め、被害はほとんど無かったのですが、震災の場合、その直後が問題です。電気・ガス・水道が止まってしまいます。水は井戸のおかげで心配ありませんでした。

2つあるマキストーブは大活躍です。暖房とガスコンロの役目をしてくれました。いつもマキ割りを手伝ってくれている皆さんに感謝です。

停電中、夜はロウソク生活でした。電気が復旧したのは3月14日。東北電力の昼夜を徹しての尽力に感謝しました。ちなみに、この前誰かが読んでいた白州次郎はかつて東北電力の会長でした。エラいっ!



KTWの場合はこんな様子でした。花巻が津波の心配の無い内陸にあったためです。沿岸地方は想像を絶する被害にあったことを知り、言葉を失ってしまいました。あらためて「御愛用者カード」を見ると、宮古・大船渡・石巻・七ヶ浜・いわきの住所のお客様がいます。みなさんが無事であることを心からお祈りいたします。現在こちらは、佐川便など流通が停止しているため発送ができません。物も来ません。ガソリンスタンドは閉鎖で車での通勤ができません。したがって当分の間、KTWは休業です。なお、この4日間、おみまいのメールをいただいた方々には御礼申し上げます。最後に、いつになるか見当もつきませんが、東北地方の流通が復帰したときには業務を再開します。その際はいつも通りのご愛顧をお願いいたします。よろしくどうぞ。 KTW。

KTWスタッフ、性格のわかる今月の愛読書紹介
2011.3.4.

社長は「白州次郎、プリンシプルのない日本」。おバカな連中が起こしたこの前の戦争の事後処理とその後の日本が良くわかる本だそうです。

タカポンは「悪名の棺、笹川良一伝」。めちゃくちゃに面白い人で、こんな純粋な人は他にはいないと言って、笹川さんを師匠と呼んでいます。

木村工場長は「ファン・シューティング」。射撃と狩猟を始めてからのお気に入り本で、初心者には一番これがタメになると絶賛しています。


KTW御愛用者カードを紹介します。
2011.2.16.

「ダブルバレル・ショットガン」のリクエストが2通、連続して来たので紹介します。エアガンではハドソンの水平2連がありましたね。ただ、ハドソンさんも今は廃業してしまい、この金型は売りに出たまでは知っていますが、その後どうなったことやら。ケース内パワーソース型なので法的に再生産は難しいでしょう。さて、ダブルバレル・ショットガンですが、KTWにはかつてこの計画がありました。イサカのときです。イサカといえば西部開拓当時の駅馬車で護衛が持っている水平2連がすぐに頭に浮かんだのですが、その後、イサカの名を出すとM37のリクエストが圧倒的で、やむなく水平2連からレピーターへと変更した記憶があります。さて今後どうなりますか・・・・とにかく、今回のお便りの主、HさんとKさん、ありがとうございました。


「新年のご挨拶」
2011.1.13

ちょっと遅れましたが、みなさんあけましておめでとうございます。2011年は大雪で始まりました。射撃場の屋根にこんなに雪が積もったのは初めてのことで、雪かきに追われる毎日が続いています。さて、本年は新製品を何点か考えています。KTW側で2種、ドンサン側で2種の計4作品の予定です。順調に行くかどうか、さあ、今年もがんばります。ご期待下さい。