御愛用者カード&雑談【過去ログ02】

大阪の奥村様
愛用者カード2005.10.19.九九式狙撃銃御購入

質問「素晴らしい出来です。末永く大切にしたいので、手入れの方法(木部、可動部)をHPで公開してください。・・・・・・・添付の説明書では、防塵カバーの取り付け方が分かりません。・・・・・・」
お答えします
木製ストックの手入れ・・・付属のワトコ油を使います。指に付け、木部に薄く広く延ばして塗りこみます。ワトコ油は速乾性なので、1日に何回もこの作業ができ、回数を重ねるごとにつやが出て色合いが深くなっていきます。ただ注意することは、速乾性なので原料に石油系物質が入っています。プラ部(硬質ウレタン樹脂)の塗装面には付けないように、また、金属部にも付けないほうがよいでしょう。この点、アマニ油は100%植物性なので、なんの害もないのですが、一度ぬったら乾くのに何日もかかります。ベタベタしているときに手でこすり、手垢をつけながら色が深みをまし、つやもでてくる、といった古来の仕上げ方になります。軍用銃のオイル仕上げは、アマニ油にドブ付けされたストックを新兵が訓練中にさわりまくって仕上げるといったものです。ちなみに、日本軍の銃はニス仕上げですが、ニスといっても昔のワニスで、現在は亜麻仁油ワニスという商品があることから、オイル仕上げと同じようなものです。横道にそれましたが、最後に補修のしかたについて。キズを消したい場合は、まず紙ヤスリで中目~細目とけずった後、なべみがきに使う台所用のスポンジたわしでゴシゴシ光沢がでるまでみがき、ウォールナット色のオイルステインを周囲の色にあわせた適度の濃さで染み込ませ、乾いてからワトコあるいはアマニ油で仕上げます。ついでながら、使い古した実銃のように色を濃くしたい方は、オイルを塗るだけでは濃さに限度があります。本製品は、オイル仕上げ後、サンディングシーラーというスプレーによる表面仕上げをしていて、これはヨゴレ防止のためのものなのですが、前にも言ったとうり色が濃くなるのは手垢や油ヨゴレによるものなので、まずサンディングシーラーをペーパーがけして落としてから、仕上げなおして下さい。
可動部の手入れ・・・可動する部品はたくさんありますが、オイルをぬる必要のあるパーツはひとつもありません。ただ、さびないようにオイルを塗るのはネジ類スプリング類とモノポッドです。また、年に一度、シリンダー内にシリコンオイルを数滴注入するのが望ましいでしょう。
防塵カバーの取り付け・・・取り扱い説明書どうりにやればよいのでしょうが、高価な商品ですので万が一ということになったら大変と思う方も多いでしょう。送っていただければ、こちらで無料で装着(脱着)させていただきます。ただし、運賃はお客様負担とさせていただきます。
     以上の説明でよろしいでしょうか・・・

難しかった30m射撃
10/22~23

青森で行われたエクストリーム射撃大会にM70と九九式狙撃銃をもって参加してきました。使用銃は1つに限られたためM70を選び、全力をつくし、成績は10名の参加者中6位でした。メチャクチャ難しい。エアソフトガンで30mを撃つということは、実銃なら1000ヤード射撃に匹敵すると思います。大会前にうちの次期新製品M70で実験したのですが、銃口初速を100%としたら、30m地点では34%まで落ちていました。実銃で、たとえば308Winの150gr弾頭(旧NATO弾)は銃口初速100%としたら500ヤード地点では56%です。データはこれ以上ないのでこの比率から推測した1000ヤード地点の弾速は31%になり、エアソフトガンの30mで34%より落ちますが、実銃のライフリング効果を考えてこれを差し引けば、同じような条件だと思ったわけです。みなさんよくやる。
1.2J以下のパワー制限で、みなさんこれをしっかり守っていました。電磁弁使用銃というのをはじめて見せてもらいましたが、世間で言われているハイパワー目的のものではないことを知りました。プラスチック製の小箱にメカがつまっていて、使用目的はエアーの一定量放出であり、安定した弾道をえるためのものでした。参加者は20代~40代のとてもよい感じの人たちで、エアーソフトガンの命中精度アップに各人がそれぞれの創意工夫をして大会に臨んでいて、的を外したときに銃や弾のせいにはせず、自分自身の責任と考える姿には感心しました。出直してきます。

第1回ドンサンカップ結果
40m射撃大会というのは冗談でした。どう考えたって当たりっこないですよね。江華島の風光明媚な高台にあるドンサン社別荘庭園で、焼肉パーティでした。今度は30mにして、本気でやるそうです。

次期製作のモシン・ナガンはM1891/30に変更します

モシン・ナガンの試作で、モデルがカービンだと発表しましたが、これがブーイングの嵐で、マイりました。リクエストの多くは最も名のとおったM1891/30で、中には狙撃銃もありました。しかたがありません。ここは、みなさんのご意見に従い、M1891/30にすることにしました。狙撃銃はこの後考えます。さて、これから図面の描きなおしでもしますかーーー。長いやつはいろいろと苦労が多いのです。

近況報告 2005.10.09

ASGKフェスティバルが盛況に終わり、九九式狙撃銃も無事出荷し、ひと段落つきました。さて、これから年末までの予定を、発表しましょう。
①第1回ドンサンカップ出場(10/17~19)---仁川近くの江華島で、次期新製品のウィンチェスターM70試作品4挺を使った、40M射撃競技に参加します。参加は身内だけの5人。この結果によって、M70の生産に入れるかどうか、大事な打ち合わせもあります。
②エクストリーム競技大会参加(10/22~23)---青森で行われるシューティング大会ですが、初めてなのでルールなど良く分からず、とりあえず、行ってきます。銃はASGKフェスティバルのときに展示したM70を持っていきます。大会前夜の飲み会が楽しそうです。
③マキ割り---ひと冬分のマキを、切って、割って、積み重ねておく作業です。4トントラック一杯分あります。ちなみにマキの中には、今年不良でハネた三八、九九、スプリングフィールドのストックも入っています。
④モシン・ナガン試作---まきストーブにあたりながら、ナガンを1挺造ってみます。図面はだいぶ前に上がっています。タイプは騎銃です。長いのは面倒なのでやめておきます。売れないと思うけれど、100挺ぐらい、年を越してから限定で生産する予定です。
⑤北海道の狩猟---アリサカクラブの面々やアームズ編集長と一緒に、北海道にシカ猟に行く予定です。三八、九九、九七、98Kといったメンバーなので、猟にはならないでしょう。次期新作情報収集と、忘年会です。

九九式狙撃銃10月8日発売

ずいぶんと遅れまして申し訳ありませんでした。10月6日に問屋へ出荷します。8日には、全国の有名店に置かれていることでしょう。ぜひ、ご覧下さい。10月2日のASGKフェスティバルは、事前にじっくり見て触って撃つチャンスです。

ASGKフェスティバル2005に出展します

10月2日(日曜)10:00~17:00、浜松町の都立産業貿易センターで催されるASGKフェスティバルにKTWは新製品を多数引っさげて参加します。KTWのテーマは「スナイパー」です。新製品の九九式狙撃銃、次期新製品のウィンチェスターM70プリ64と、試射できます。従来品のイサカやスパスもスコープ付きのスナイパーモデルに変身して、みなさんをお待ちしています。ぜひ、KTW製品を体感してみてください。入場無料。

九九式狙撃銃発売日変更のお知らせ

8月21日発売予定でしたが、この前の宮城県沖地震の影響で遅れています。KTWでは幸い被害はありませんでしたが、なにしろ震源地に近かったため、特に近かった外注先でいくらかの被害があり、その連鎖で、納期遅れという影響をうけています。あと1つ2つという部品のための完成遅れですが、ここはじっと待つしかありません。そんなわけですので、予約された皆様には、もうしばらくお待ち願うことをお許しください。

高砂市の高橋様
(ウィンチェスター・カービンご購入、高齢者、軍歴有とのこと)

「外観を見た目は実銃に近い出来映えで、よく出来ているが、部分的に見ると仕上げがお粗末な部分がみうけられる。価格が安くても良い仕事をしないとファンは失望するでしょう。今後の製品に注目しています」。
お答えします。ウィンチェスターお買い上げの愛用者カードは、平均年齢が50歳を超えているのが特徴です。そして、高齢のかたはこういうカラ口のご意見が多くあります。が、若いかたのご意見は「この価格で、この出来はおどろいた」といったのが多く見られます。KTWとしましては、都合がいいようですが、若い人たちの意見を参考に、この価格内での可能な限りのグレードアップを目指しています。

KTW近況報告
2005年7月17日。

今、九九式狙撃銃の生産ラインに入っていて、発売は目前にせまっています。8月21日発売予定です。ドンサン社のウィンチェスターM70(Pre’64モデル)は、量産試作品がそろそろ上がってきます。来たらすぐに公開する予定です。

広島県の岡田様
(New SPAS CUSTOM御購入・6月13日着愛用者カード)

「最近(2年程度)イサカM37 New フェザーライト系周辺オプションパーツが発注しても入荷しない様子。問屋が悪いならあきらめるしかないが、メーカーに在庫があるなら説明書やホームページで案内してほしい。予備マガジンとかは、もっと入手しやすくしてもらいたい」。
お答えします。イサカ関連パーツの在庫は、木製先台以外はすべてあります。それも山ほど。これが流通にうまく乗らないのは、すべて弊社の努力の無さによるものと反省しております。地方のショップさんにまんべんなく知られるような良い製品造りにはげむしかないでしょう。今のところ、地方のお客様のパーツ注文は、直接受けて、発送しています。

九九式狙撃銃製造開始

スコープの量産見通しがつき、いよいよ製造が始まりました。ストックも出来ました。今までは中国グルミでしたが、今回は秋田産の鬼グルミを使用しました。発売は、8月ごろを目指しています。ところで、九七式の希望もここのところ多くなっていますが、九九式にしたのは、昨年、サンフランシスコのガンショップ・オーナー高橋さんから、「九七式はよくオークションに出てくるけど、九九式狙撃銃はめったに出てこない」といわれたのがきっかけでした。珍しいものから先に作っちゃえ、というノリでした。

KTW製品はすべてエアーコッキングガンです

愛媛県S様(47歳、イサカM37ポリス御購入)の愛用者カードです。「貴社の製品は大変気に入ってサバゲで使用させていただいています。ただ、スプリングガンはバネのへたりが必ず出てきますので、次回はガスガン化をぜひとも希望いたします。希望機種:イサカM37ポリスガスガン(初速90~100m/秒)」。ありがとうございます。四国はあたたかいので、冬でもガスガンが使えるのでしょうね。でも、こちらは東北地方のメーカーです。ガスガンが使えるシーズンが限られていることをいやでも分からされてしまう土地柄です。イサカポリスは、雪の日でも初速90以上は出ています。なお、スプリングのへたりは無視できる程度のもので、ピストンOリングのヨゴれとオイル切れが弾速低下の原因でしょう。

イサカ・ソウドオフ&フェザーライト品切れ中

ただ今、イサカM37ソウドオフとイサカM37フェザーライトが在庫切れとなっております。6月の第一週には在庫補充し、再発売になります。

スプリングフィールド、5月8日発売

お待たせしました。ついに発売にこぎつけました。全国の有名店に、この日、届いているはずです。ぜひ見てください。

KTW近況報告Part2(4/24)

ウィンチェスターM70-----量産試作第1号が連休中に完成予定。細部のチェックにかかり、ここからが大変になります。
九九式狙撃銃-----連休中にスコープの試作が上がります。のぞいたときのレティクルのPhotoなどをHP上で紹介しましょう。銃本体のほうは、まだパーツ集めの状態です。
スプリングフィールドM1903A3-----大変遅れています。「ミリタリー・トイズ」(八重洲出版)4月末発売号にこれが載ることになっていますが、その中でレポーターのくろがねゆう氏に、トリガーが重すぎると指摘されました。そこで急遽、トリガープルを1/2以下に落とす改良工程に入り、その分、遅れています。発売は連休明けになります。

KTW近況報告(4/3)

スプリングフィールドM1903A3-----4月4日、主要パーツが基隆より東京港着、通関後、KTWで最終組み立てに入ります。
SPAS カスタム&新型ウィンM73カービン-----4月11日、釜山より東京港着、通関後、すぐに流通に出ます。
ウィンチェスターM70-----3/28~3/31、ドンサン社で最終打ち合わせをしました。金型の変更、木製ストックのデザイン変更、機構の細部変更、その他、キッチリと決めてきました。
九九式狙撃銃-----最大の見せ場となるスコープは、側がタナカさんの協力もあって難なく造れるのですが、中身が問題でした。これが、解決したのです。実銃のステアーのものを改造すればイケるのです。のぞいたときに見える独特なレティクルも再現できます。全パーツ発注しました。

三重県の向井様
(大阪むげんで九九式購入の方)

「価格もビックリですが内容もビックリで、すばらしい。モデルガンのような仕上がりに満足です。電動ガン主流の中、エアーコッキングガンだけを作っている貴社には頑張ってよい製品を多く出してほしいです。ぜひ今度は、リアルな64式を出してください。」(2005.3.2)。
どうもありがとうございます。エアーコッキングでよいならば、64式でも百式短機でも何でもリアルな形状で作りますが・・・・・、まあ、これからもエアーコッキングにこだわり続け、良い製品作りに励みます。ご期待ください。

三八式のお知らせ

H17(2005)年2月28日、三八式はとうとうメーカー在庫ゼロとなってしまいました。今年1年は持つと思っていたのに・・・・。第4ロットの生産スケジュールは年内ムリみたいだし、どうしようか、今とても困ってます。

痛風陸戦隊ハル大尉殿
(2005年正月吉日気付FAX)

FAX内容承知しました。質問の件、「スプリングフィールドM1903A3用のスコープ&マウントの発売予定はあるのでしょうか?」ということですが、これはまず、スプリングフィールドA3についてのことからお話します。A3はKTWと提携の台湾のAFVクラブで今、主要部品を製作中です。正直言ってとっても遅いです。A3の次はすぐにA4の予定でした。A4はプライベートライアンに出てくるスナイパーモデルです。A3がこれだけ遅れたため、A4はいつのことやら。でも、出す予定ではいます。別売でのスコープ&マウントというのは、A4が出てからのことになります。どちらにせよA3が出なければ話になりません。KTWサイドの仕事は終わり、今、台湾の仕事待ちです。とても良い仕事をしているので、もうちょっと待ちましょう。なお、1月25日ごろ発売の月刊GUN(3月号)にA3がレポートされています。

松戸市の橋野様
(愛用者カード2005.1.6)

御購入銃:ワルサーP99。「材質が良いつくりで感銘しました」というご意見、ありがとうございました。P99は台湾のY&P製です。この作りの良さと価格の安さは、日本の各メーカーに衝撃を与えたと言ってもいいでしょう。同じY&P製で、シグSP2340もあります。ヨロシク。