イサカM37 フェザーライト・フルメタルモデル

ITHACA M37 FEATHERLIGHT FULL METAL MODEL

イサカ・フェザーライトが全金属製モデルとなって新登場です。

従来のABS樹脂製レシーバーが亜鉛合金製に、同じくABS製アウターバレルがアルミ削り出し1本物となりました。

材質と重量に変化はありますが、構造と機能は従来のフェザーライト通りです。

そして、アメリカンウォールナット木製ストックと先台は標準装備となりました。

なお、2013年発売で今は生産終了のイサカ・ライアットも全金属製でしたが、構造が異なり、互換性はありません。

 


仕様

全 長:1,010 m/m

重 量:2,190 g

口 径:6 m/m BB

装弾数:46+6

付属品:スペアマガジン

    マウントベース用取付ネジ

    ホップ調整用六角レンチ

機 構:1 ー 2 発切り替え発射

    スライド式エアーコッキング

 

価 格:¥68,000(税別)

 

発売日:2023年3月28日


大きく開いた銃口の奥10数センチにインナーマズルとインナーバレルがあります。インナーバレル長は2020年再販のフェザーライト以来262m/mです。それより前のタイプはマズルが銃口まであり、インナーバレルはその分長く、真鍮製(後期)とアルミ製(前期)がありました。マガジンは従来のフェザーライト、ソウドオフと同じです。

アメリカンウォールナット材の銃床です。先台も同じです。バットプレートのネジは三八式と同じものです。



矢印は、実銃では主ネジの回り止め小ネジですが、これを別売品のスコープマウントベース取り付け用に利用しています。

ウラ側(右側面)はダミーネジなので回さないでください。

Aはセフティボタン、Bはリリースレバーです。

リリースレバーはコッキング操作終了後に先台のロックを解除するためのもので、レバーを引きながらコッキングすると、その回数分の弾をチャンバーに送りこめます。

  なお、2発まではチャンバー内で保持しますが、それ以上はインナーバレル内に入るため、銃口を下に向けると、こぼれ落ちます。



矢印は1発2発の切替レバーです。前方へ押すと1発、後方へ引くと2発の発射となります。

ホップ調整。六角レンチ(付属品)を入れ、右に回すとホップ強、左で弱になります。0.25gのBB弾で調整済みです。

ほんの少しの回転でホップは変わります。強く回しすぎると停弾したり、ホップパッキンを破損することがあります。



分解のしかた

構造は従来のイサカM37と同じですが、レシーバーとアウターバレルが金属になったため、分解手順が少し異なります。

①マガジンを抜き出します。

②銃床を外します。

③ヨークを外します。なお、このネジはCAP 3×14です。2.5m/mの六角レンチを使用します。従来のナベ 3×14でも良いのですが, 外観上このネジを選びました。



④マガジンチューブを引き抜きます。

⑤レシーバー内の先台ロックプランジャーをマイナスドライバーを使い画面から見て左上へ押し込んで外し、

⑥先台を抜き出します。



⑦アウターバレルの左右の止めネジ(レシーバー前部)を外します。

⑧アウターバレルをレシーバーから抜き出します。この際、セレクタースプリングが飛び出るので、無くさないよう注意してください。

⑨レシーバーのネジを外します。前方のシリンダーハウジング部は、従来品(樹脂製)よりネジが1本多くなっています。



⑩ストックボルト穴からドライバーを入れて、左レシーバーをこじあけるようにして開きます。

⑪従来の樹脂製品と変わりのない内部構成です。ただ、金型がABS樹脂用から亜鉛合金用になったため、内部のデザインが多少異なります。


注意

組み立て時、アウターバレルをレシーバーに差し込む際は、インナーバレルとマズルのはめあわせに苦労すると思います。

KTWではこのような木製治具を使いますが、5~6㎜径のプラや木の丸棒を銃口から差し込んで合わせてください。

治具なしで無理に押し込むとマズルが破損します。



別売品

[イサカ・マウントベース] 

¥4,400(税抜)

 

現在発売中のイサカM37用スコープマウントベースに付属したネジは、従来の樹脂製レシーバー用です。

メタルモデル本体には専用ネジが付属しているので、これを使用します。

< 取り付け方法 >

①左レシーバー前方のアウターバレル止めネジと、画面にある後方のネジを外します。

②マウントベースをこの位置ではめ込みます。

③このままレシーバーまでスライドさせて、最後はぐいと押し込んで穴位置を決めます。本体付属の専用ネジ(M3×8)2本で固定して完成です。



「U型木製先台

(アメリカンウォールナット)

¥12,000(税抜)

 

射撃・狩猟用の先台です。

にぎりが大きい分、スライド操作が楽です。

なお、スコープマウントベースを付けるとコッキングができなくなります。


「木製ソウドオフ・グリップ

(アメリカンウォールナット)」 

 ¥4,900(税抜)

 

 従来のソウドオフのグリップがそのまま付きます。

ブナ材木製グリップ(¥4,000)もあります。

ブナは生産終了品となったイサカ・ライアットで使用しました。

 



「イサカポリス・グリップ」

  ¥1,980(税抜)

 

ポリス・グリップは、コッキング時に、先台を引くのと同時にグリップを前に押すポンピング動作で、素早い連射が可能になります。