BAJOEZUTSU
戦国の世、鉄砲の出現で戦法は大きく変わりました。騎馬武者が従来の弓矢から鉄砲に替えた場合、振り回しを楽にするよう全長を短くするのは当然の成り行きで、馬上筒と呼ばれる鉄砲が各地で製造されました。馬上筒は騎兵銃(カービン銃)の元祖でした。
【製造履歴】
第1ロット 2022年 1月発売。 価格:¥98,000(税別)
第2ロット 2024年 9月発売。価格変更、外装部を金メッキからアンティーク真鍮メッキ仕様に変更。
【仕様】
全長:1,110㎜
重量:1,920g
口径:6㎜ BB
装弾数:53発
機構:アンダーレバー式エアーコッキング
材質:亜鉛合金・真鍮・鉄・アルミ
銃床:ブナ材・オイル仕上げ
付属品:火縄
価格:¥108,000(税抜き)
発売日:2024年9月発売。
ストック(台)はタネガシマ(写真下)より20㎝以上短くなっています。とはいっても1本物のストックとしては最大級の長さです。
付属の火縄はこの状態で出荷しています。金剛打ち綿ロープを亜麻仁油でといた弁がら(ベンガル赤土)で着色しています。多少色落ちします。火ばさみ先端はクッションとなります。
給弾、操作方法、ポップ調整はタネガシマと同じなので、タネガシマの項をご覧ください。
カラクリ内部。ここまでの分解はタネガシマの項をご覧ください。
(写真は第1ロット金メッキ仕様で行っています。)
① 索状型インナーマガジンを抜き出します。
② 中輪金のピン(ネジ)を外します。
(組み立て時、ピンはこの通り左側から入れてください)
③ 中輪金を抜き出せば、銃身・機関部はシャーシごと取り出せます。
④ シャーシスクリューを外し、アウターマガジンチューブとBBケース左右を抜き出します。
⑤ キャップスクリューを外します。
(タネガシマ第2ロットまでは無かった部品です)
⑥ シャーシの止めネジ後部を外すと、ピストンガイド・メインスプリングが抜き出せます。
⑦ シャーシの前2本のネジを外すと銃身・機関部は分離します。
⑧ シャーシはこの様に90度曲げて、シリンダーレバーから抜き出します。
⑨ 前銃身と後銃身の止めネジを外します。
⑩ ホップスクリューとBBストッパーAssyを取り出すと前後の銃身部は分離します。
⑪ ピストンとシリンダーは前方に抜き出します。
⑫ 前銃身のこのホーローネジを外すと、インナーバレルAssyが後方に抜き出せます。
⑬ このホーローネジを外すと、インナーバレルはチャンバーから前方へ抜き出せます。
⑭ チャンバーパッキンとインナーバレルです。これらを交換するには銃身・機関部のほぼ完全分解に近い作業になります。ホップスクリューを締めすぎて破損させない限りチャンバーパッキン交換の必要はありません。インナーバレルも大きな力がかかって曲がったりしない限り大丈夫です。
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